ハノイ、フエにICT教室が整備

 日本テレソフトは、8月にベトナム盲人協会、フエ盲人協会などを訪問し、JICAの普及実証プログラムによる「視覚障害者のICTプログラム」でのパソコン教室を設置いたしました。ここでは、まず視覚障害者にパソコン技能を教えるインストラクターを養成したのち、成人の視覚障害にパソコン教育を行います。教室は、ハノイのベトナム盲人協会付設のトレニングセンター内に2箇所で23名対応、フエ盲人協会が13名対応の教室となっています。配備されたのはWIN10、64ビットのノートPC、点字プリンター「マルチ」、点字ディスプレイ「清華シリーズ」、拡大読書機と関連ソフトと教材等で構成されています。
 特に、ベトナム語対応の点訳ソフト「ブレイルハノイ」は点字と墨字を同時に印刷できる「マルチプリンター」に使用できる使いやすいソフトとして高い評価を貰いました。また、パソコン教育に必要な教材は、日本の専門家が特にベトナム用に新規作成した特別なものとなっています。今後、約2年間に渡って、JICAプログラムは進められ、ベトナムの視覚障害者の教育向上や就業支援に効果を発揮することが期待されます。
 写真はハノイの盲人協会のA教室で研修中の盲人協会スタッフ、とフエ盲人協会で清華の使用方法を学ぶ視覚障害の女性と教室。


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